※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
IGRの旅 座敷わらしや温泉、華やかチャグチャグ馬コ!町屋文化や歴史が満載!
IGRいわて銀河鉄道は鉄印帳の旅ができます。
それにあわせて、今回は駅を降りて散策してみましょう。
岩手は石川啄木や宮沢賢治の出身地でもあり、
ゆかりの場所が多く、見どころいっぱいですが
今回は別の場所にスポットを当ててみました。
盛岡駅では『もりおか町屋物語館』で
町屋の造りや文化に触れ、金田一温泉駅では
座敷わらしと温泉宿を楽しみ
滝沢駅ではチャグチャグ馬コと江戸時代の
大飢饉の歴史と供養塔をご紹介します。
『もりおか町家物語館』で町屋の文化に触れよう!
盛岡市鉈屋町にはもりおか町家物語館があります。
江戸の末期から明治初期の酒蔵や
大正時期の蔵や昭和の頃の文庫蔵などが
移築保存されています。
当時の風情を感じながら、町屋の造りを
見たり、懐かしい看板やブリキのおもちゃ
などを見ることができます。
町屋と一口に言っても地域によって
違った特徴があるようです。
こちらは六つのエリアがあり、母屋、文庫蔵、
浜藤の酒蔵、大正蔵、下野(酒蔵と大正蔵に
挟まれた路地)、そして野外ステージが
あります。
文庫蔵には絵本コーナーがあったり、
大正蔵には昭和の遊びを体験できるコーナーも
あるようです。お土産の販売もしています。
もりおか町屋物語館
住所:岩手県盛岡市鉈屋町10番8号
Tel :019-654-2911
営業時間:9:00~19:00
休館日:毎月第4火曜日(休日の場合は翌日)・年末年始
入館料:無料
アクセス:
・盛岡駅からバス『南大通二丁目』下車徒歩7分
・盛岡駅からタクシーだと15分
もりおか町屋物語館のHPはこちら!
座敷わらしの里、金田一温泉で温泉を楽しもう!
金田一温泉駅を降りると温泉はもちろんのこと、
座敷わらしの伝説に触れられるところが
色々ありますので、一つずつご紹介します。
金田一温泉
金田一温泉は寛永3年に発見され、
南部藩の湯治湯となったことから
『侍の湯』と呼ばれていました。
温泉の効能としては自律神経不安定症、
不眠症、筋肉や関節の痛み、肺気腫、
胃腸障害、疲労回復、軽症高血圧、
冷え性、痔の痛みなどに良いそうです。
引用:https://www.spa.or.jp/kokumin/865/
座敷わらしの伝説
金田一温泉郷には座敷わらしの伝説もあります。
座敷わらしは子供の姿をしている精霊ですが、
家に住みついた座敷わらしを見たり、
不思議な現象を体験した人には幸せなことが
起きると昔から言われています。
昔、NHKのドラマで『ユタと不思議な
仲間たち』を見ましたが、金田一温泉の
あたりが舞台なんですね。
作家の三浦哲郎さんは青森出身ですが、
お父さんの郷里が現在の二戸市で、三浦さんも
そこに住んでいた時期もありました。
座敷わらしの伝説となった歴史を辿ると・・・
南北朝時代に藤原朝臣藤房は南北朝戦争で
負け、追っ手から逃げて北上し、
岩手県の二戸に着きました。
息子の亀麿も一緒だったのですが、
病で倒れ、その時に『末代まで家を守り続ける』
と、言って息を引き取ったそうです。
その後、守り神として奥座敷に現れたと
伝わっています。
今もなお、座敷わらしを見たり、不思議な
体験をするとその人には幸運が訪れると
言われています。
引用:https://www.zashiki-warashi.co.jp/zasikiwarasi.html
温泉宿の緑風荘
複数の人が不思議な体験をされていると聞く
温泉旅館の緑風荘をご紹介します。
嬉しいことにこちらの温泉は基本的に
24時間利用できるそうです。
食事も佐助豚、短角牛、彩菜鶏、アユ、
山菜など海の幸、山の幸がふんだんに
盛り込まれ堪能できます。
槐の間(えんじゅのま)は昔から
座敷わらしが現れると言われている部屋ですが、
現在は宿泊者の人の共有スペースとなっていて、
自由に出入りできるようです。
宿泊客じゃなくても日帰り温泉として
利用できるので、時間によっては槐の間を
見学できるそうです。
自分の知り合いにも子供の時に座敷わらしを
見たという人がいます。でも大人になってからは
見ることができなくなったとか・・・。
緑風荘
住所:岩手県二戸市金田一字長川41番地
Tel:0195-27-2131
アクセス:
[東京方面から]東京駅から東北新幹線で約3時間⇨二戸
二戸からいわて銀河鉄道で8分⇨金田一温泉駅
金田一温泉駅から送迎車(またはタクシー)で5分⇨緑風荘
[札幌・大阪・名古屋方面から]
飛行機でいわて花巻空港着
空港からリムジンバスで60分⇨JR盛岡駅
盛岡駅からいわて銀河鉄道で金田一温泉は1時間7分
(又は盛岡駅から東北新幹線25分⇨二戸
二戸からいわて銀河鉄道で8分⇨金田一温泉駅)
金田一温泉駅から送迎車(またはタクシー)で5分
緑風荘はこちら!
亀麿神社
緑風荘の敷地内にあります。
緑風荘が平成21年に火災で全焼してしまった時、
同じ敷地内にある亀麿神社は無事でした。
座敷わらしとなった亀麿は亀麿神社に逃げて
難を逃れたと言われています。
チャグチャグ馬コのお祭りも見応えあり!
毎年6月第2土曜日にお祭りがあります。
元々岩手県は良馬の産出地と言われていて、
農作業には欠かせない馬をねぎらうことを
目的とした祭でした。
100頭ほどの馬にカラフルな装束と鈴をつけて
滝沢村の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで
約13kmを4時間ほどかけて練り歩くそうです。
これは200年も続いている祭です。
お土産のチャグチャグ馬コは家にもありましたが、
自分は実際の華やかな装束の馬たちを見たことが
ありません。
このようなお祭りに合わせて鉄印の旅も良いですね。
チャグチャグ馬コ
日程:毎年6月第二土曜日
(今年は予定通りであれば2021年6月12日(土))
行進ルート:滝沢市鬼越蒼前神社〜盛岡駅前〜中津川〜盛岡八幡宮
問合せ:チャグチャグ馬コ保存会(盛岡市役所内)
Tel:019-651-4111(代)
引用:https://www.odette.or.jp/?p=1351
大飢饉の歴史を物語る餓死供養塔
最後にこちらをご紹介します。
実は悪天候や冷害のため南部藩の
凶作が長年にわたり続き、何度も飢饉がありました。
その中でも江戸時代に起こった
1695年(元禄)、1755年(宝暦)、
1783年(天明3)、1833年(天保53)の飢饉は
南部4大飢饉と呼ばれています。
藩内のいる総人口の17%が(約54,227人)が
餓死してしまい、天保飢饉では7年間も
80~90%の減収で大飢饉が続きました。
あまりの飢えに村を捨てて、
逃げていく人も多かったそうです。
また、そんな状態ですから疫病も流行り、
多くの犠牲を伴いました。
そんな厳しい財政状況で餓死した農民の人々を
供養するために1800年(寛政12年)と
1815年(文化12年)、1832年(天保3年)、
1855年(安政2年)の4回に渡り供養塔が
建立されました。
滝沢市の指定文化財にもなっています。
滝沢の駅に降りたら、伺って静かに
手を合わせたいですね。
餓死供養塔
住所:岩手県滝沢市鵜飼向新田(付近)
滝沢ニュータウン中央を下車徒歩5分です。
IGRの旅まとめ
IGRいわて銀河鉄道は各駅降りると
色々な風景や歴史、まつりもまだまだあります。
まつりの時期などに合わせていくのも楽しいし、
自然豊かなので、岩手山や靴掛山に登ってみるのも
良いですよね。
何度でも訪れたいところです!
<関連記事>
IGRいわて銀河鉄道は鉄印帳の旅が可能!お得なきっぷも紹介!
『鉄印帳』知ってる?全国40の鉄道で鉄印もらって鉄印マイスターになろう!!