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IGRの旅 座敷わらしや温泉、華やかチャグチャグ馬コ!町屋文化や歴史が満載!
![](https://crazynaka.xyz/wp-content/uploads/2021/04/アイキャッチ.jpg)
IGRいわて銀河鉄道は鉄印帳の旅ができます。
それにあわせて、今回は駅を降りて散策してみましょう。
岩手は石川啄木や宮沢賢治の出身地でもあり、
ゆかりの場所が多く、見どころいっぱいですが
今回は別の場所にスポットを当ててみました。
盛岡駅では『もりおか町屋物語館』で
町屋の造りや文化に触れ、金田一温泉駅では
座敷わらしと温泉宿を楽しみ
滝沢駅ではチャグチャグ馬コと江戸時代の
大飢饉の歴史と供養塔をご紹介します。
『もりおか町家物語館』で町屋の文化に触れよう!
盛岡市鉈屋町にはもりおか町家物語館があります。
江戸の末期から明治初期の酒蔵や
大正時期の蔵や昭和の頃の文庫蔵などが
移築保存されています。
当時の風情を感じながら、町屋の造りを
見たり、懐かしい看板やブリキのおもちゃ
などを見ることができます。
町屋と一口に言っても地域によって
違った特徴があるようです。
こちらは六つのエリアがあり、母屋、文庫蔵、
浜藤の酒蔵、大正蔵、下野(酒蔵と大正蔵に
挟まれた路地)、そして野外ステージが
あります。
文庫蔵には絵本コーナーがあったり、
大正蔵には昭和の遊びを体験できるコーナーも
あるようです。お土産の販売もしています。
もりおか町屋物語館
住所:岩手県盛岡市鉈屋町10番8号
Tel :019-654-2911
営業時間:9:00~19:00
休館日:毎月第4火曜日(休日の場合は翌日)・年末年始
入館料:無料
アクセス:
・盛岡駅からバス『南大通二丁目』下車徒歩7分
・盛岡駅からタクシーだと15分
もりおか町屋物語館のHPはこちら!
座敷わらしの里、金田一温泉で温泉を楽しもう!
金田一温泉駅を降りると温泉はもちろんのこと、
座敷わらしの伝説に触れられるところが
色々ありますので、一つずつご紹介します。
金田一温泉
金田一温泉は寛永3年に発見され、
南部藩の湯治湯となったことから
『侍の湯』と呼ばれていました。
温泉の効能としては自律神経不安定症、
不眠症、筋肉や関節の痛み、肺気腫、
胃腸障害、疲労回復、軽症高血圧、
冷え性、痔の痛みなどに良いそうです。
引用:https://www.spa.or.jp/kokumin/865/
座敷わらしの伝説
金田一温泉郷には座敷わらしの伝説もあります。
座敷わらしは子供の姿をしている精霊ですが、
家に住みついた座敷わらしを見たり、
不思議な現象を体験した人には幸せなことが
起きると昔から言われています。
昔、NHKのドラマで『ユタと不思議な
仲間たち』を見ましたが、金田一温泉の
あたりが舞台なんですね。
作家の三浦哲郎さんは青森出身ですが、
お父さんの郷里が現在の二戸市で、三浦さんも
そこに住んでいた時期もありました。
座敷わらしの伝説となった歴史を辿ると・・・
南北朝時代に藤原朝臣藤房は南北朝戦争で
負け、追っ手から逃げて北上し、
岩手県の二戸に着きました。
息子の亀麿も一緒だったのですが、
病で倒れ、その時に『末代まで家を守り続ける』
と、言って息を引き取ったそうです。
その後、守り神として奥座敷に現れたと
伝わっています。
今もなお、座敷わらしを見たり、不思議な
体験をするとその人には幸運が訪れると
言われています。
引用:https://www.zashiki-warashi.co.jp/zasikiwarasi.html
温泉宿の緑風荘
複数の人が不思議な体験をされていると聞く
温泉旅館の緑風荘をご紹介します。
嬉しいことにこちらの温泉は基本的に
24時間利用できるそうです。
食事も佐助豚、短角牛、彩菜鶏、アユ、
山菜など海の幸、山の幸がふんだんに
盛り込まれ堪能できます。
槐の間(えんじゅのま)は昔から
座敷わらしが現れると言われている部屋ですが、
現在は宿泊者の人の共有スペースとなっていて、
自由に出入りできるようです。
宿泊客じゃなくても日帰り温泉として
利用できるので、時間によっては槐の間を
見学できるそうです。
自分の知り合いにも子供の時に座敷わらしを
見たという人がいます。でも大人になってからは
見ることができなくなったとか・・・。
緑風荘
住所:岩手県二戸市金田一字長川41番地
Tel:0195-27-2131
アクセス:
[東京方面から]東京駅から東北新幹線で約3時間⇨二戸
二戸からいわて銀河鉄道で8分⇨金田一温泉駅
金田一温泉駅から送迎車(またはタクシー)で5分⇨緑風荘
[札幌・大阪・名古屋方面から]
飛行機でいわて花巻空港着
空港からリムジンバスで60分⇨JR盛岡駅
盛岡駅からいわて銀河鉄道で金田一温泉は1時間7分
(又は盛岡駅から東北新幹線25分⇨二戸
二戸からいわて銀河鉄道で8分⇨金田一温泉駅)
金田一温泉駅から送迎車(またはタクシー)で5分
緑風荘はこちら!
亀麿神社
緑風荘の敷地内にあります。
緑風荘が平成21年に火災で全焼してしまった時、
同じ敷地内にある亀麿神社は無事でした。
座敷わらしとなった亀麿は亀麿神社に逃げて
難を逃れたと言われています。
チャグチャグ馬コのお祭りも見応えあり!
毎年6月第2土曜日にお祭りがあります。
元々岩手県は良馬の産出地と言われていて、
農作業には欠かせない馬をねぎらうことを
目的とした祭でした。
100頭ほどの馬にカラフルな装束と鈴をつけて
滝沢村の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで
約13kmを4時間ほどかけて練り歩くそうです。
これは200年も続いている祭です。
お土産のチャグチャグ馬コは家にもありましたが、
自分は実際の華やかな装束の馬たちを見たことが
ありません。
このようなお祭りに合わせて鉄印の旅も良いですね。
チャグチャグ馬コ
日程:毎年6月第二土曜日
(今年は予定通りであれば2021年6月12日(土))
行進ルート:滝沢市鬼越蒼前神社〜盛岡駅前〜中津川〜盛岡八幡宮
問合せ:チャグチャグ馬コ保存会(盛岡市役所内)
Tel:019-651-4111(代)
引用:https://www.odette.or.jp/?p=1351
大飢饉の歴史を物語る餓死供養塔
最後にこちらをご紹介します。
実は悪天候や冷害のため南部藩の
凶作が長年にわたり続き、何度も飢饉がありました。
その中でも江戸時代に起こった
1695年(元禄)、1755年(宝暦)、
1783年(天明3)、1833年(天保53)の飢饉は
南部4大飢饉と呼ばれています。
藩内のいる総人口の17%が(約54,227人)が
餓死してしまい、天保飢饉では7年間も
80~90%の減収で大飢饉が続きました。
あまりの飢えに村を捨てて、
逃げていく人も多かったそうです。
また、そんな状態ですから疫病も流行り、
多くの犠牲を伴いました。
そんな厳しい財政状況で餓死した農民の人々を
供養するために1800年(寛政12年)と
1815年(文化12年)、1832年(天保3年)、
1855年(安政2年)の4回に渡り供養塔が
建立されました。
滝沢市の指定文化財にもなっています。
滝沢の駅に降りたら、伺って静かに
手を合わせたいですね。
餓死供養塔
住所:岩手県滝沢市鵜飼向新田(付近)
滝沢ニュータウン中央を下車徒歩5分です。
IGRの旅まとめ
IGRいわて銀河鉄道は各駅降りると
色々な風景や歴史、まつりもまだまだあります。
まつりの時期などに合わせていくのも楽しいし、
自然豊かなので、岩手山や靴掛山に登ってみるのも
良いですよね。
何度でも訪れたいところです!
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